提案・実績紹介proposal & result

自動運転対応車両開発大手車載メーカー様

年々進化している自動運転対応車両は、さまざまなパーツや技術により実現しています。本プロジェクトのターゲットは、一般道を走る自動車ではなく、特定のエリア内を走る小型コミュニティバスです。
弊社は、自動運転と手動運転を切替える制御機能と、手動運転の制御機能の開発を担当しました。そのため、自動運転対応に際し、幅広くソフト開発のご支援が可能です。

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  • ECU
  • 自動運転
  • 組み込み
  • 車載システム開発・検証
自動運転対応車両開発

主な業務内容

安全性を意識した設計・実装

自動車には高度な安全性が求められます。
自動運転時はもとより、本プロジェクトで弊社が担当した手動運転時の動作においても、安全性を高める制御機能が実装されています。
例えば、現在の速度を意識した上での急な舵角変更の抑制や、状況に応じた緊急停止の実行などです。

MaaSに対応した車両

本プロジェクトで開発した小型コミュニティバスは「MaaS(Mobility as a Service)」に対応しています。手動運転と自動運転の切替えや自動運転の制御指示は、ネットワークで運行管理センターと通信しながらコントロールしています。

※MaaSは、ICTを活用して交通をクラウド化し、公共交通か否かやその運営主体にかかわらず、自家用車以外のすべての交通手段による移動をひとつのサービスとして捉え、シームレスにつなぐ新たな「移動」の概念です。

開発プロセス

高い信頼性・安全性が求められる車載開発では、細かなルールを策定し、フェーズごとにしっかりとしたレビューを実施しながら進行します。
問題が発生した際は原因を追究したのち、類似問題の点検や不具合を起こした動機を分析し、その後の品質向上に活かします。

モデルベース開発

組み込みシステム開発では、モデルベース開発(MBD:Model Base Development)が使われるケースが増えています。今回の開発でも、モデルベース開発を一部採用しました。

モデルベース開発では、ハードウェアをコンピュータ上に数値モデルとして表し、容易にシミュレーションができます。また、MBDのツールからソースコードの自動生成が可能で、製品開発の全体コストを大幅に下げることが可能です。これまでの実績により、お客様の開発支援をさせて頂きます。